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(コラム) 「分析」とは

地方公営企業の経営戦略策定期限が迫ってくる中で、分析を進められている企業も多いことかと思われます。

 

今回は、「分析」について考えてみたいと思います。

以下では、当たり前のことをそれらしく記載しているだけですが、何かしらのお役に立てましたら幸いです。

 

さて、「分析」とは何をすることでしょうか?

意外に難しい、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

私が簡単に説明する場合は、「対象を細化して、その特徴を出すること」、と申し上げることが多いです。

例えば、ユークリッドは『原論』において、465個の幾何学の定理を証明するために、検討の過程において最も小さい単位である「点」の定義から開始し(そもそも大きさはない、という定義ですので厳密な表現ではありませんが)、そこから様々な内容を説明していきました。

また、ベーコン(食べる方ではありません)の「自然を分割せよ」との言葉はあまりにも有名です。

 

ここで、「分析」というと、自然科学の中でも原子論等の根源的な分析のイメージがあり、細かく緻密に分析していくことが正しいものという考え方に傾倒する場合もあります。

しかし、原子論を唱えたデカルトであっても、彼はそもそも原子論者だったわけではなく、「困難を分割せよ」との名言どおり、必要な困難を分割して析出した結果が、原子論に至っただけというわけです。

何が言いたいかと申しますと、細かすぎる分析ではなく、適切な大きさでの分析をすることが的確な結論を導くことになる、ということです。

 

さて、話は戻りますが、地方公営企業の経営戦略において、分析の基礎となる財務諸表は、住民や利害関係者にとっての判断に資する程度の詳しさであり(よるべき指針第7等参照)、細かく分析しすぎても無駄が多かったり、誤った判断を導いたりする可能性が有りますし、策定側の負担も過重になります。

 

経営戦略策定にあたっての分析は、困難を発見することや、困難に直面した場合に分割をするために行うというイメージを持ち、適度にまとまった単位で大局的に進めていくことが肝要です。

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