皆さま、こんにちは。
今回は、統計資料の活用についてお話をしたいと思います。
活用といっても、面倒なことはせず、眺めてみるだけです。
例えば、総務省の下水道事業に関する概要資料を見てみます。
①使用料の状況
公共下水道の使用料水準(一般家庭使用料:20㎥/月)は、平成元年度:1,634円から平成30年度には2,783円と70%程度上がっています。
皆さまの事業では使用料改定はされていますか?
また、もう少し詳しく見ると、平成30年度では、1万人未満:3,107円、1~3万人規模:2,908円、3~5万人規模:2,657円、5~10万人規模2,306円となっています。
人口規模が大きくなるにつれて、使用料水準が安価になっていますね。
②他会計からの繰入状況
平成30年度では、各区分の収入総額に対して、公共下水道の収益的収入:30.2%、資本的収入:16.3%の繰り入れを受けています。
農業集落排水事業では、収益的収入:46.5%、資本的収入:49.0%です。
皆さまの事業と比較していかがでしょうか?
このように、統計は、少し眺めてみるだけでも多くの参考となる情報が手に入ります。
なお、弊社クライアント事業には、統計情報の要約と読み方をEラーニングで提供準備を進めていますので、完成しましたらお知らせさせていただきます。